ごきげんよう。With-Time、運営者の「桐生」です。
ジャガールクルトの値上げに関する情報をお探しの方、最近の高級時計市場の動向には本当に驚かされますよね。
2024年から2025年にかけての価格改定や推移がどうなるのか、レベルソやマスターといった人気モデルの定価がいつ上がるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
スイスフラン高や金相場の影響、さらには中古相場の変動など、購入を検討する上で押さえておくべきポイントは山積みです。
特に、米国市場での関税対応や輸出減少といったマクロな経済要因が、私たちの手の届く「定価」にどう跳ね返ってくるのかは、ファンとして死活問題です。
今回は、そんな不安や疑問を解消するために、私が調査した最新の情報を詳しく、そして分かりやすく共有したいと思います。
この記事を読み終える頃には、あなたが今どう動くべきか、明確な答えが見えているはずです。
チェックリスト
- ジャガー・ルクルトの2025年に向けた価格改定の予測と背景にある構造的要因
- レベルソやマスターシリーズの具体的な価格推移と、今後の改定シミュレーション
- 定価と二次市場価格のバランスから見る、最も経済合理性の高い購入タイミング
- 資産価値の視点から考える、長く愛せて損をしないモデル選びのポイント
ジャガールクルトの値上げの全貌と市場への影響

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ここでは、スイス時計業界全体を取り巻く環境の変化と、それがジャガー・ルクルトの価格設定にどう影響しているのかを深掘りしていきます。
単なるインフレへの対応だけではない、ブランドの未来をかけた構造的な値上げのメカニズムが見えてきました。
2025年までの詳細な価格推移と予測
ここ数年のジャガー・ルクルトの価格動向を見ていると、明らかにフェーズが変わったなと感じます。
これまでは「原材料費の高騰」や「為替変動」への対応という意味合いが強かったのですが、2024年から2025年にかけては、ブランドそのものの立ち位置を変えるような戦略的な値上げが見受けられます。
ブランド価値の再定義とコスト構造の変化
具体的に見ていくと、2021年や2022年は年率5%〜7%程度の上昇でしたが、2024年1月の改定ではモデルによって5%〜10%という強気な設定がなされました。
この背景には、スイス時計輸出の減少という業界全体の課題があります。
販売本数が伸び悩む中、売上規模を維持・成長させるためには、どうしても製品単価を引き上げる「プライス・ミックス」の改善が必要になるのです。
実際、スイス時計協会(FH)のデータによれば、主要市場での輸出減少が確認されており、これが各ブランドの価格戦略に大きな圧力をかけています(出典:スイス時計協会公式サイト『時計業界の統計データ』)。
ジャガー・ルクルトも例外ではなく、単価向上による収益性確保へと舵を切っていると言えるでしょう。
2026年に向けた動向と予測
近年の高級時計市場では、多くのブランドで価格改定が続いており、その流れは2026年にかけても大きく変わらない可能性があります。
海外の時計データベース「Watchbase」などを確認すると、すでに来年度のモデルに向けた更新が進んでおり、業界内でも次の値上げ局面を意識した動きが見られます。
実際に、2024〜2025年にかけては複数のスイスブランドが値上げを実施しており、中には米国市場で平均6〜7%前後の改定幅が報告されているケースもあります。
こうした背景から、2026年も価格上昇のトレンドが継続する可能性は十分にあり、為替、需要、原材料、そしてブランド戦略が複合的に影響してくると考えられます。
また、近年の値上げ理由としては、単なるコスト上昇の転嫁に留まらず、「ブランド価値」「希少性」「品質維持」といった定性的な要素を強調する場面が増えてきています。
これは、各ブランドが長期的なブランドエクイティを高めるために、より戦略的な価格設定へ移行している兆しと捉えることもできます。
ここがポイント
- 過去の改定幅はブランドや市場によって異なるが、近年は平均6%前後の値上げが報告されるケースもある
- 値上げ理由として「品質・価値の維持」を前面に出すブランドが増えており、戦略的プライシングの動きが強まっている
- 米国市場での値上げは早く反映される傾向があり、日本市場もその影響を受ける可能性がある(ただし速度・幅は市場特性に左右される)
過去の改定が集中した6月の動向
長年この業界を見ていると、価格改定のタイミングにはある程度の法則性があることに気づきます。
ジャガー・ルクルトの場合、かつては「6月」がひとつの鬼門でした。
定期改定のメカニズムと警戒時期
例えば、2023年の6月1日には為替変動や欧州価格との調整を理由とした改定が行われました。
多くのファンがこの時期に固唾を飲んで公式アナウンスを待っていたのを覚えています。
ただ、最近はこの「定期改定」のサイクルに加え、突発的な調整が入ることも増えてきました。
以下の表に、近年の主な改定履歴をまとめました。これを見ると、年初と年半ばに動きやすい傾向が見て取れます。
| 実施時期 | 推定平均上昇率 | 主な要因と背景 |
|---|---|---|
| 2021年 | 約 5% | コロナ禍からの需要回復に伴う市場調整 |
| 2022年 | 約 7% | 世界的なインフレ進行、原材料費高騰の顕在化 |
| 2023年6月 | モデル別 | 為替(円安)への対応、欧州価格との調整 |
| 2024年1月 | 5% 〜 10% | 製造コスト上昇、ブランド価値維持のための定期的改定 |
| 2025年 (予測) | 地域・モデル別 | 米国関税、金相場高騰、ハイエンド化戦略 |
6月という時期は日本のボーナス商戦とも重なるため、駆け込み需要が発生しやすいタイミングでもあります。
もし今年もこの時期に動きがあるとすれば、公式発表が出てからでは在庫が蒸発してしまうため、春先から情報のアンテナを張っておく必要がありますね。
ジャガールクルトは金持ちのブランドへ
少し刺激的な見出しかもしれませんが、最近のラインナップや価格設定を見ていると、ブランドが明確にターゲット層を「より富裕な層」へシフトさせていると感じざるを得ません。
マス・ラグジュアリーからの脱却
その背景にあるのが、歴史的な高値を更新し続けている「金(ゴールド)」の相場です。
地政学的リスクの高まりなどで金価格が急騰する中、ジャガー・ルクルトはSS(ステンレススチール)モデルから、利益率の高いゴールドモデルや複雑機構モデルへの移行を進めています。
これを業界では「ラグジュアリーの純化」と呼ぶこともあります。
例えば、「レベルソ・トリビュート」や「マスター・ウルトラ・スリム」といった主力コレクションにおいて、貴金属モデルの比率が明らかに高まっています。
ステンレスモデルで数を売るビジネスモデルから、高単価なゴールドモデルでブランドの格を上げる戦略へと転換しているのです。
ゴールド・ラッシュの影響
多くのブランドがSSモデルの比率を下げ、ゴールドモデルの比率を高めています。
これは原材料費の上昇を価格に転嫁しやすいだけでなく、ブランド全体の平均単価(ASP)を引き上げる効果があります。
かつては「良心的な実用時計」というイメージもありましたが、今後はメティエ・ダール(芸術的工芸)を駆使した、まさに「金持ち」のための嗜好品としての側面が強くなっていくでしょう。
私たちファンとしては少し寂しい気もしますが、ブランドが存続し進化するためには避けられない道なのかもしれません。
米国の関税政策が日本価格に及ぼす波及
「アメリカの話でしょ?」と思われるかもしれませんが、高級時計市場において米国の動向は日本の価格設定に直結します。
このグローバルな連動性こそが、価格予想の肝となります。
10月ショックと価格均一化のリスク
実は、米国市場では関税措置への対応として、2024年10月1日付けで一部モデルの価格引き上げが実施されました。
私が確認したデータによると、例えば「レベルソ・トリビュート・デュオ・カレンダー」は、17,700ドルから19,000ドルへ、約7.3%もの値上げとなっています。
高級時計ブランドは、世界中で価格差を利用した転売や並行輸入を防ぐために、世界的な価格の均一化を重視します。
つまり、ドル建ての価格が上がれば、円安傾向の日本市場でもその水準に合わせた価格改定が行われる可能性が極めて高いのです。
為替と価格の連動リスク
米国での7.3%の値上げは、日本円換算でも同程度、あるいは為替レート次第ではそれ以上のインパクトをもたらす可能性があります。
「米国で起きたことは、数ヶ月遅れで日本でも起きる」
この経験則は、これまでの改定履歴を見ても極めて信頼度の高い法則です。
この「10月ショック」とも言える動きは、数ヶ月遅れで日本に波及してくるのが通例です。
今は嵐の前の静けさかもしれません。
ジャガールクルトの値上げに備える購入戦略

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さて、ここからは実践編です。上昇し続ける価格の中で、私たちはどう立ち回るべきなのでしょうか。
具体的なモデルを例に挙げながら、私なりの購入戦略をお話しします。
レベルソの定価上昇と入手難易度
ジャガー・ルクルトのアイコンである「レベルソ」。
このモデルの価格上昇は、まさにブランドの戦略を象徴しています。
かつては高級時計のエントリーとして手の届きやすい存在でしたが、今やそのハードルは大きく上がりました。
140万円の壁と心理的影響
現在、日本国内での「レベルソ・クラシック・モノフェイス(手巻き)」の定価は、なんと1,425,600円に達しています。
この「140万円」というラインは、多くの時計ファンにとって心理的に大きな壁になっているのではないでしょうか。
「あの時はまだ100万円を切っていたのに...」と嘆いても、価格は戻ってきません。
さらに、2025年の新作として発表されたピンクゴールドのモデルに至っては600万円オーバー。
SSモデルとの価格差が4倍以上開いているのを見ると、単なる素材の違い以上の「付加価値」を乗せていることが分かります。
ギョーシェ彫りなどの工芸的価値を、価格に強く反映させるようになってきているのです。
様子見で買ってはいけないという現実
よく「もう少し様子を見てから...」「ボーナスが出てから...」という相談を受けることがありますが、今のジャガー・ルクルトに関しては、様子見で「買ってはいけない」時期など存在せず、むしろ「待つこと」自体が最大のリスクになり得ます。
「待つ」ことの経済的損失
先ほどお話しした米国の値上げ(約7.3%)が日本に適用された場合をシミュレーションしてみましょう。
140万円の時計であれば、約10万円のコスト増になります。わずか数ヶ月の違いで、10万円を余計に支払うことになるのです。
様子を見ている間に、欲しかったモデルがさらに遠くに行ってしまう。これが今の残酷な現実です。
インフレ局面において、現金を握りしめて待機することは、実質的に資産を減らしているのと同じことかもしれません。

次の公式アナウンスが出てからでは遅いケースがほとんどです。
「いつか欲しい」と思っているなら、在庫がある今のうちに決断するのが、結果的に最も安く手に入れる方法になる可能性が高いです。
ジャガールクルトを買ってはいけないのか?という疑問に関してはジャガールクルトを買ってはいけない?後悔しないための全知識という記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
正規店での在庫確保と決断の重要性
正規店での購入を考えている場合、重要になるのは「在庫があるかどうか」です。
人気モデル、特にレベルソのカラーダイヤルやデュオフェイスといったモデルは、入荷してもすぐに売れてしまうことが多いです。
ブティックとの付き合い方と即断即決
値上げ前の駆け込み需要が発生すると、店頭から一気に在庫が消えます。
ブティックのスタッフさんと良好な関係を築き、「このモデルが入ったら連絡が欲しい」と伝えておくことは基本中の基本です。
そして、入荷連絡があったら即断即決できる資金の準備をしておくことが大切ですね。
正規店ならではの「安心感」や、8年間の国際保証(ジャガー・ルクルト ケア プログラム)、そしてブティックで味わうラグジュアリーな体験は、価格以上の価値があるとも言えます。
特に初めての高級時計であれば、正規店での購入をおすすめしたいところです。
マスターシリーズの二次市場価格の歪み
ここで少し視点を変えて、二次市場(並行・中古市場)にも目を向けてみましょう。
実は、「マスター・コントロール」シリーズにおいて、定価と実勢価格の間に面白い「歪み」が生じています。
定価と実勢価格の逆転現象
例えば、技術的にも評価の高い「マスター・コントロール・デイト (Ref. Q4018420)」ですが、定価が約128万円なのに対し、状態の良い中古品が85万円前後で流通していることがあります。
これは非常に興味深い現象です。
| 状態 | 価格目安(税込) | 定価との差額 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 正規新品 | 1,284,800 | - | ブティック体験、安心感 |
| 並行新品 | 1,100,000 | 約14% OFF | 新品だが保証期間等は要確認 |
| 中古良品 | 850,000前後 | 約34% OFF | 状態によるがコスパ最強 |
定価の3割以上安く買えるというのは、ロレックスなどの「プレ値」が当たり前のブランドとは真逆の構造です。
これはジャガー・ルクルトが投資対象としてではなく、純粋な実用時計として消費されている証拠でもありますが、賢い買い手にとっては絶好のチャンスと言えるでしょう。
定価が上がり続ければ、いずれ中古相場の底値も引き上げられるため、今の価格差は一時的な「ボーナスタイム」かもしれません。
リセールバリューから見る狙い目
リセールバリューを気にする方も多いと思います。
正直に言うと、ジャガー・ルクルトは伝統的に換金率がロレックスほど高いブランドではありませんでした。
しかし、度重なる定価の値上げによって、中古相場の「底値」が切り上がってきているのも事実です。
底堅い人気モデルを見極める
特に狙い目なのは、やはり「レベルソ・トリビュート」などの人気ラインです。
これらは需要が底堅く、値崩れしにくい傾向にあります。
カラーダイヤルや複雑機構(デュオフェイス)搭載モデルは、市場での評価も安定しています。
一方で、ドレスウォッチの王道である「マスター・ウルトラ・スリム」なども、定価が上がり続けることで、相対的に過去のモデルの価値が見直される可能性があります。
現行モデルの価格が高くなりすぎると、少し前の中古良品に需要が流れるからです。
長期的な資産価値としてのポテンシャル
短期的な転売で利益を出そうとするなら、他のブランドの方が向いているかもしれません。
ですが、長期的な「資産保全」として考えるなら、ジャガー・ルクルトは非常に魅力的です。
インフレヘッジとハイ・オルロジュリーの融合
ブランド全体が「ハイ・オルロジュリー(高潔な時計製造)」へと舵を切り、生産数を絞って付加価値を高める戦略をとっているため、将来的にはブランドステータスがさらに向上するでしょう。
金相場の上昇とともに、貴金属モデルの資産価値も担保されやすくなります。
インフレヘッジとしての時計
現金の価値が目減りするインフレ時代において、確かな技術とブランド力を持つ機械式時計は、資産を守るための有効な手段の一つになり得ます。
特にジャガー・ルクルトのような「マニュファクチュール」の時計は、メンテナンスさえすれば孫の代まで使えるため、実質的な耐久消費財としての価値も極めて高いのです。
ジャガールクルト値上げへの対策まとめ
最後に、これまでの情報を踏まえて対策をまとめます。
ジャガー・ルクルトの値上げは、一過性のものではなく、ブランドの構造改革そのものです。
米国の関税、スイスフラン高、金相場の高騰、そして輸出減による単価向上圧力といった複合要因が、不可逆的な価格上昇トレンドを形成しています。
ブランド自身の意思として「高付加価値化」が進んでいる以上、昔のような価格に戻ることはないでしょう。
私たち消費者にできることは、情報を常にアップデートし、市場の歪み(定価と中古価格の差など)をうまく活用すること。
そして何より、「欲しい」という感情を大切にしつつ、タイミングを逃さない決断力を持つことです。
本日のまとめ
- 2025年も値上げトレンドは継続、米国発の「10月ショック」の波及に警戒せよ
- レベルソの定価は上昇一途、待てば待つほど入手困難かつ高額に
- マスターシリーズの中古市場には、定価との乖離による「お得な歪み」が存在する
- 資産価値を守るなら、人気モデルや今後主流となるゴールドモデルへの注目を
