ごきげんよう。With-Time、運営者の桐生です。
ロレックス正規店での購入を目指して、日々情報収集に励んでいる方も多いのではないでしょうか。
特に東京や大阪といった大都市圏だけでなく、地方の店舗や入荷のタイミング、曜日や時間帯による購入確率の違いなど、あらゆる可能性を探っていることと思います。
かつては確かに存在した「人の来ない穴場店」ですが、情報が瞬時に拡散される現代において、その定義は大きく変わりつつあります。
私自身も長く市場を見てきましたが、2026年の今は、場所を探すことよりも「どう立ち回るか」が重要なフェーズに入っていると感じています。
チェックリスト
- 2026年の定価改定と市場相場の変動がもたらすチャンス
- 物理的な穴場店舗が消滅した理由と新たな攻略のアプローチ
- 購入確率を飛躍的に高める具体的な行動パターンと会話術
- 実際に希望モデルを購入できた事例に基づく再現性の高い戦略
2026年版ロレックス正規店穴場の実態
「どこに行けば買えるのか?」という問いに対し、多くの人が抱くイメージと現実の市場環境には大きな乖離が生まれています。
「人のいない店」「在庫が余っている店」を探して地図とにらめっこするのは、もう終わりにしましょう。
まずは、2026年現在の市場構造を正しく理解し、無駄な足を運ばないための知識を整理することから始めます。
市場の変化は、私たち実需層にとって決して悪いことばかりではありません。
定価改定と相場下落が招く市場の変化

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2026年1月1日、ロレックスは世界一斉に定価改定を実施しました。
皆さんもニュースなどで耳にされたかもしれませんが、今回の改定は単なる恒例行事のような微調整ではなく、市場の構造そのものを揺るがすような大幅な価格変更となっています。
具体的には、ステンレススチール(SS)モデルで約5%〜7%、ロレゾール(コンビモデル)で約10%、そして金無垢やプラチナモデルに至っては10%以上もの価格上昇が確認されています。
この背景には、スイスフラン高や原材料費、特に金相場の歴史的な高騰があります。
例えば、多くのファンが憧れる「コスモグラフ デイトナ(Ref. 126500LN)」を見てみましょう。
今回の改定により、その定価は約260万円に達しました。
かつては「頑張れば手が届く高級時計」だったステンレスモデルが、今や国産車一台分に匹敵する価格帯へとシフトしています。
この価格上昇は、安易な気持ちで購入を目指す「ライト層」をふるいにかけるフィルタリング効果をもたらしています。
そして、もう一つの重要な変化が、二次流通市場(並行市場・買取市場)における「相場の暴落」です。
「暴落」という言葉は少々過激に聞こえるかもしれませんが、実態は過熱しすぎたバブルの崩壊、あるいは健全な調整と言えるでしょう。
一時期、異常な高値を付けていた旧型デイトナ(Ref. 116500LN)の買取相場は、ピーク時の約470万円から、2026年初頭には約360万円前後まで下落しています。
実に100万円以上もの価値が調整されたことになります。
この「定価の上昇」と「並行相場の下落」のダブルパンチは、転売を目的とした人々(いわゆる転売ヤー)にとっては致命的です。
彼らのビジネスモデルは「定価と買取価格の差額(スプレッド)」で利益を出すことですが、その差額が急速に縮小、あるいはモデルによっては逆ザヤ(定価割れ)のリスクさえ生じているからです。
市場のポジティブな変化
転売目的のライバルが市場から撤退しつつある現状は、純粋に時計を愛し、自分で使用するために探している私たち実需層にとっては、またとないチャンスです。
物理的な店舗の混雑は変わらなくとも、ライバルの質が変化し、競争率が実質的に低下している今の状況こそが、2026年における最大の「状況的な穴場」であると言えるでしょう。
価格やモデルの詳細については、ロレックスの公式サイトで最新情報を確認することをお勧めします。
常に正しい定価を知っておくことは、資金計画の第一歩です。
(出典:ロレックス公式サイト)
正規店の在庫状況と入荷の仕組み
店舗に通っていると、つい店員さんに「今日の在庫はどうなっていますか?」「何か入ってきましたか?」と聞きたくなってしまいますよね。
その気持ちは痛いほどよく分かります。
しかし、正規店の在庫管理システムについて深く理解すると、その質問があまり意味を持たないことに気づかされます。
まず大前提として、バックヤードに在庫があることは多々あります。
ショーケースが空っぽだからといって、店に時計が一本もないわけではありません。
しかし、それは「誰にでも売るための在庫」ではないのです。

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人気モデルに関しては、店長や責任者の決済が必要であったり、あるいは「この人なら転売せずに長く使ってくれる」と判断された顧客のために、あえて取り置いてあるケースもあります。
また、日本国内の正規店には、世界でも類を見ない厳格な「購入制限システム」が存在します。
これはご存知の方も多いと思いますが、デイトナ、サブマリーナー、GMTマスターII、エクスプローラーなどの特定モデルを購入する際、顔写真付きの身分証明書を提示し、データベースに登録するというルールです。
購入制限の基本ルール
- 同一モデル: 購入から5年間は再購入不可。
- 他モデル: 購入制限対象の他モデルは、購入から1年間購入不可。
このシステムは、私たち一般ユーザーを守るための強力な防波堤です。
もしこの制限がなければ、資金力のある富裕層や組織的な転売業者が、入荷した端から全ての在庫を買い占めてしまうでしょう。
海外の正規店では実際にそのようなことが起きており、一見客が人気モデルを買うことはほぼ不可能です。
日本の正規店は、このシステムによって「一人の人間が買える本数」を物理的に制限しているため、在庫が広く分散される仕組みになっています。
つまり、日本の正規店こそが、制度によって守られた最も公平で、最もチャンスのある市場なのです。
店員さんとの会話は、単なる在庫確認ではなく、「私は転売屋ではなく、この時計を長く愛用する資格のある人間です」というプレゼンテーションの場だと捉えるべきでしょう。
詳しくはロレックスの半年ルールとは?2024年12月導入!購入制限の全貌という記事でも解説しています。
東京の店舗一覧や予約情報は無意味
これからマラソンを始めようとする方が最初にやりがちなのが、Googleで「東京 ロレックス 正規店 一覧」や「ロレックス 入荷しやすい店」と検索し、出てきた店舗リストを片っ端から回るという行動です。
しかし、はっきり申し上げますが、この方法は2026年においては時間と体力の浪費にしかなりません。
なぜなら、銀座、新宿、日本橋、池袋といった都心エリアの店舗は、世界有数の激戦区だからです。
これらの店舗には、近隣のビジネスマンだけでなく、日本中からの観光客、そして円安の恩恵を受けるインバウンド、さらには組織化されたプロの転売バイヤーたちが、開店前から閉店間際までひっきりなしに訪れます。
競争率は数百倍、いや数千倍と言っても過言ではありません。
また、インターネット上で見つかる「穴場店舗リスト」や「入荷情報掲示板」のような情報も、ほとんど役に立たないのが現実です。
今の時代、本当に美味しい情報(誰も知らない穴場)があれば、誰もネットには書き込みません。
ネットに出回った時点で、そこはもう「穴場」ではなく、イナゴの大群が押し寄せる「超・激戦区」へと変わってしまうからです。
予約と行列の現状
かつて一部の店舗で実施されていた「来店予約制度」も、現在は縮小傾向にあります。
予約枠自体がプラチナチケット化してしまい、予約を取ること自体が困難になっているからです。
多くの店舗では、当日の抽選や整理券配布、あるいは単純な行列待ちとなっています。
「リスト通りに効率よく回る」という考え方は捨て、1店舗にかける熱量を高める方針へ転換する必要があります。
関東の都心外エリアに潜む可能性

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では、都心がダメならどこへ行けばいいのでしょうか。
私が注目しているのは、都心の激戦区を避け、あえて少し外した「衛星都市」や「ベッドタウン」にある店舗です。
物理的な「誰も来ない店」は存在しませんが、「ライバルの質が異なる店」は確かに存在します。
例えば、千葉や埼玉、神奈川の正規店をイメージしてみてください。
これらのエリアは、銀座や新宿へのアクセスが良い一方で、わざわざ観光客やインバウンドが訪れる場所ではありません。
主な客層は、その地域に住む地元住民や、車で買い物に来るファミリー層が中心となります。
郊外店の戦略的メリット
都心の店舗では、店員さんは「転売屋を追い払うこと」に神経をすり減らしていますが、郊外の店舗では比較的ゆったりとした空気が流れています。
殺伐とした探り合いではなく、人間味のある「対話」が成立しやすい環境があるのです。
また、駐車場を完備していることが多く、車での来店が容易です。
これは後述する「家族同伴戦略」とも非常に相性が良いのです。
休日に家族でドライブがてら立ち寄り、時計の話だけでなく、地元の話題やライフスタイルについて店員さんと語り合う。
そうした自然なコミュニケーションの中から、ふと「実は一本だけ…」とバックヤードへの案内が生まれるケースは、決して珍しくありません。
都心での消耗戦に疲れた方は、ぜひ視点を少しずらして都心外エリアを開拓してみてください。
海外や空港免税店は攻略対象外
「海外旅行のついでに免税店で安く買おう」「空港なら独自の在庫があるはずだ」という期待をお持ちの方もいるかもしれません。
しかし、残念ながらその戦略は2026年現在、完全に無効化されたと言っても過言ではありません。
攻略対象リストから削除することをお勧めします。
まず、かつて「聖地」と崇められた羽田空港のロレックスブティックですが、営業終了や撤退といった動きがあり、以前のように出国直前に駆け込んでデイトナをゲットする、というような夢のような話は消滅しました。
空港などのトラベルリテール(旅行者向け小売)は、ブランド戦略の変更により、通過客よりも「地域に根付いた居住者」を優先する方針へとシフトしていると考えられます。
また、海外の現地正規店についても同様に厳しい状況です。
先ほど触れた通り、海外には日本のような「購入制限システム」がありません。
これは一見自由で良いことに思えますが、実態は「太客(VIP)による独占」を許しているということです。
現地の富裕層や、店と癒着したバイヤーが在庫をすべて押さえており、ふらっと立ち寄った一見の日本人旅行者に人気モデルを売ってくれる可能性は限りなくゼロに近いでしょう。
海外購入のリスク
さらに、円安の影響や帰国時の関税(消費税)、万が一の不具合時の対応などを考慮すると、海外での購入はコストメリットも薄れています。
「免税で安く買う」という発想は捨て、日本国内の正規店で、定価改定後の価格であっても「正規ルートで堂々と購入できる権利」を勝ち取ることこそが、最大の資産防衛でありステータスであると認識を改めるべき時が来ています。
ロレックス正規店の穴場を攻略する戦略
ここまで、物理的な「穴場」を探すことの難しさと、市場の現状についてお話ししてきました。
「じゃあ、もう買えないの?」と悲観する必要はありません。
場所による優位性が薄れた今だからこそ、私たちにできるのは「行動」を変えることです。
ここからは、運任せではなく、販売現場の力学と心理学に基づいた、具体的な攻略アプローチを深掘りしていきましょう。
難易度ランク別の狙い目モデル
ロレックス正規店に通い始める前に、まず行うべきは「ターゲットの選定」です。
ロレックスと一口に言っても、その入手難易度はモデルによって天と地ほどの差があります。
自分の狙っているモデルがどの位置にあるのかを把握し、それに見合った装備と覚悟を持つことが大切です。
| 難易度 | ランク | 代表モデル | 特徴と攻略のヒント |
|---|---|---|---|
| SSS | 神話級 | レインボーデイトナ、メテオライト等 | 一般の店頭には並びません。外商付きの超VIPか、数億円単位の購入実績がある顧客向けです。 |
| SS | 極難 | デイトナ (SS) | マラソンの最終目標。一見客への案内率はほぼ0%。長期的な関係構築と実績が必須です。 |
| S | 難 | GMTマスターII (ペプシ/バットマン) | デイトナに次ぐ人気。入荷数が少なく、色指定などをするとさらに難易度が上がります。 |
| A | 高難度 | サブマリーナーデイト (緑/黒) | 需要は高いですが、入荷も比較的あります。ダイバーズウォッチの王道として狙う価値あり。 |
| B | 中難度 | エクスプローラーI | シンプルで使いやすく、入荷頻度も比較的高め。ファーストロレックスとして最適な狙い目です。 |
| C | 穴場 | エアキング | 個性的なデザインで好みが分かれるため、競争率が相対的に低く、遭遇率は高めです。 |
この表を見ていただくと分かる通り、デイトナ(SSランク)を最初から狙うのは、登山の装備なしにいきなりエベレストに挑むようなものです。
もちろん奇跡的に買えることもゼロではありませんが、確率論で言えば極めて低いと言わざるを得ません。
まずは現実的なラインを見極め、戦略を立てることが重要です。
まずはロレックス正規店で買えるモデルから
「デイトナ以外は欲しくない」という強い意志をお持ちの方もいるでしょう。
その情熱は素晴らしいですが、正規店攻略においては「急がば回れ」が正解となるケースが多々あります。
私が提案したいのは、まずは比較的難易度が低く、かつ実用性の高いモデル(ランクB〜C)から購入実績を作るという「ステップアップ購入戦略」です。

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例えば「エクスプローラーI」や「エアキング」といったモデルは、プロフェッショナルモデルの中では比較的出会える確率が高いです。
これらは決して妥協で買うようなモデルではなく、ロレックスの歴史と実用性が凝縮された素晴らしい時計です。
まずこれらを購入し、転売せずに日常的に愛用して店に通う。
その姿を見せることで、店員さんはあなたを「転売屋」ではなく「真の時計愛好家」として認識し始めます。
この「顧客としての実績」が積み上がることで、店員さんとの信頼関係が深まり、ある日突然「実はお客様にご紹介したい特別なモデルがありまして…」と、奥の部屋でGMTマスターIIやデイトナを紹介される。
これが、正規店における王道のサクセスストーリーです。
いきなりラスボスを倒そうとせず、まずは中ボスを攻略して経験値を稼ぐ。
RPGと同じように、着実にレベルアップしていくことが、結果としてデイトナへの近道となるのです。
確率を上げる具体的な購入方法

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では、実際に店舗に通う際、どのような行動をとれば良いのでしょうか。
「在庫ありますか?」と聞いて「ありません」と返され、すごすごと帰るだけのマラソンは、今日で卒業しましょう。
購入確率をコンマ1%でも上げるためには、店員さんの心理を読み解いた行動が必要です。
- 一点突破型アプローチ
多くの店を浅く広く回る「ローラー作戦」は、店員の記憶に残らないため非効率です。相性の良い1店舗、あるいは話しやすい店員さんがいる店舗に絞り、月1〜2回程度のペースで継続的に通いましょう。
「またあのお客様が来てくれた」という認知(単純接触効果)を得ることが第一歩です。
- 「在庫確認」をしない会話術
開口一番「デイトナありますか?」と聞くのは、挨拶代わりに「お金ください」と言うようなものです。在庫の有無を聞く前に、まずは「先日購入した時計の調子が良い」「今日は近くまで来たので挨拶に寄った」といった雑談を2〜3分行いましょう。
人間味のある会話こそが、転売屋との最大の差別化になります。
- 具体的かつ情熱的なモデル指定
「なんでもいいからプロフェッショナルモデルが欲しい」は禁句です。これは「転売できるなら何でもいい」と聞こえてしまいます。
「デイトナの黒文字盤が欲しい。なぜなら〜だからだ」と、具体的なモデル名とその理由を語ってください。
店員さんは商品を売るのではなく、あなたの物語に花を添える手助けをしたいのです。
- 清潔感のある身だしなみ
ハイブランドで全身を固める必要はありませんが、清潔感は必須です。ボロボロのサンダルやジャージでは、数百万円の時計を案内されることはありません。
また、着用していく時計はロレックスでなくても構いません。
Apple WatchでもG-SHOCKでも、「時計が好き」という気持ちが伝われば問題ありません。
日曜夕方に希望モデルが買えた事例
通説では「平日の雨の日」や「開店直後」が良いと言われてきましたが、実際の成功事例データを分析すると、意外な傾向が見えてきます。
なんと、「日曜日の夕方(16時頃)」という、一見混雑していそうな時間帯にデイトナを購入できたケースが報告されているのです。

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なぜ日曜の夕方なのか?これにはいくつかの論理的な推測が成り立ちます。
まず、日曜の夕方は、遠方から訪れていた来店客が帰路につき始め、夕食前の時間帯で店内が一時的に落ち着く「エアポケット」のようなタイミングである可能性があります。
また、スタッフさんの心理状態にも注目です。
週末の激務が終わりに近づき、「今週もなんとか乗り切った」という安堵感から、精神的な余裕が生まれているかもしれません。
あるいは、店舗の週間販売目標の調整などで、日曜の夕方に在庫を解放する(蔵出しする)力学が働いた可能性も否定できません。
さらに、この成功事例において決定的な勝因となったのが、「家族(妻と娘)の同伴」でした。
転売組織の人間が、わざわざ家族を連れてマラソンをすることは稀です。
家族連れで来店し、妻や子供と一緒に時計を選ぶ姿は、「転売屋ではない」という最強の身分証明書になります。
店員さんにとっても、家族が見守る中で旦那様の夢を叶える瞬間を演出することは、販売員冥利に尽きる「良い仕事」となるのです。
ロレックス正規店の穴場は自分自身の行動で作る

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結論として、2026年のロレックス正規店攻略において、地図上のどこかに隠された秘密の「穴場」を探す必要はありません。
徳島の「ハラダ本店」のような地方の名店であれ、都心近郊の郊外店であれ、重要なのは場所そのものではなく、そこであなたが「どう振る舞うか」です。
転売ヤーが撤退しつつある今、真の愛好家には追い風が吹いています。
1店舗に絞って信頼を積み重ね、家族と共にリラックスして日曜の夕方に訪れる。
そして、もし在庫が出てきた時のために、クレジットカードの限度額を事前に上げておく、あるいはカード会社に連絡を入れておくといった準備も忘れないでください。
決済ができずにチャンスを逃すことほど悔しいことはありません。
「穴場」は探すものではなく、あなたの誠実な行動と準備によって、目の前の店舗の中に作り出すものです。
奇跡は、準備ができた人の元に必ず訪れます。

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この記事を読んだ皆さんが、運命の1本に出会えることを心から応援しています。
