ごきげんよう。With-Time、運営者の「桐生」です。
あなたは今、ロレックス エクスプローラーⅡの価格推移に関心をお持ちではないでしょうか。
あるいは、手持ちのモデルの買取相場や2025年における今後の資産価値がどうなるのか、気になっているかもしれません。
近年、定価の改定や為替の影響で市場は大きく動いており、購入や売却のタイミングを見極めるのは非常に難しくなっています。
特に2025年に入ってからの円安基調や金利の動きは、嗜好品である腕時計の相場にダイレクトに影響を与えています。
「今買うと高値掴みになるんじゃないか?」「売り時はいつなんだろう?」そんな不安を抱くのは当然のことです。
この記事では、歴代モデルの推移表や最新のデータを基に、暴落のリスクや上がりすぎと言われる現状を分析し、あなたの疑問を解消します。
私自身の経験も踏まえ、データだけでは見えてこない「肌感覚」も含めてお伝えできればと思います。
チェックリスト
- 歴代エクスプローラーⅡの価格推移とモデルごとの特徴
- 人気ないと言われた過去と現在の市場評価の違い
- 2025年の最新買取相場と今後の資産価値予測
- 白文字盤と黒文字盤の価格差や選び方のポイント
ロレックス エクスプローラーⅡの価格推移と特徴

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エクスプローラーⅡは、1971年の誕生から現在に至るまで、その評価がドラマチックに変化してきたモデルです。
ここでは、歴代モデルがどのように市場で受け入れられ、価格が推移してきたのか、その特徴とともに深掘りしていきます。
かつて人気ないと言われた理由と現在の評価
正直なところ、エクスプローラーⅡは長い間、ロレックスのスポーツモデルの中では「不人気モデル」というレッテルを貼られていた時期がありました。
私自身も時計店に通い始めた頃、サブマリーナーやデイトナがショーケースから消えていても、エクスプローラーⅡだけは定価割れで並んでいる光景をよく見かけたものです。
ニッチすぎたコンセプトの誤算
その主な理由は、開発コンセプトのあまりのニッチさにありました。
初代モデルは「洞窟探検家」や「火山学者」など、昼夜の区別がつかない極限環境で活動するプロフェッショナル向けに作られました。
そのため、独自の24時間針と固定式ベゼルを備えていたのですが、一般のユーザーからすれば「回転ベゼルで時間を計れるサブマリーナー」や「シンプルでスーツに合うエクスプローラーI」の方が、分かりやすく実用的だったのです。
現代における「個性の時代」へのマッチング
しかし、現在はその評価が180度変わっています。
SNSの普及もあってか、誰もが同じ時計を持つことよりも「人と被らないロレックス」を求める層が急増しました。
サブマリーナーやデイトナが「王道すぎて面白くない」と感じる玄人筋から、エクスプローラーⅡの持つ独特の機能美が再発見されたのです。
さらに、「人気ない」と言われていた過去が嘘のように、現在では定価を大きく上回るプレミア価格で取引される人気銘柄へと変貌を遂げました。
特に、他モデルにはないオレンジ色の24時間針などのデザインコードは、一目でそれとわかるアイデンティティとなっており、現代のファッションアイコンとしての地位を確立しています。

「あの時買っておけばよかった」という声をこれほど多く聞くモデルも珍しいかもしれません。
ダサいという声を覆す無骨なデザインの魅力

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インターネット上で検索すると、未だに「エクスプローラーⅡはダサい」なんて言葉が出てくることがありますが、これは大きな誤解だと私は強く思います。
確かに、セラミックベゼルのような艶やかさはありませんし、ステンレスの塊のような無骨な外観は、キラキラとした高級感を求める層には響かないかもしれません。
傷を恐れずに使える「ツールウォッチ」の真髄
ですが、この「ツールウォッチ(道具としての時計)」に徹したデザインこそが最大の魅力なのです。
全体に施されたサテン仕上げ(ヘアライン加工)は、光の反射を抑えるだけでなく、日常使いでついてしまう小傷を目立たなくする効果があります。
鏡面仕上げの多いラグジュアリースポーツモデルだと、どうしても傷が気になって使うのを躊躇してしまいますが、エクスプローラーⅡならガシガシ使い倒せる安心感があります。
ファッションにおける「ハズし」のアイテムとして
また、ファッションの観点からも再評価が進んでいます。
最近のトレンドである「ゴープコア(アウトドア要素を取り入れたスタイル)」や、ヴィンテージデニムなどのラギッドな服装との相性は抜群です。
スーツスタイルにおいても、あえて少し無骨な時計を合わせることで「ハズし」の効果が生まれ、大人の余裕を演出できます。
最近では、この飾らない無骨さが「男らしい」とポジティブに捉えられています。
流行りのきらびやかな時計とは一線を画す、硬派なスタイルを好む男性にとって、これほど頼りになる相棒はいないでしょう。
「ダサい」という声は、もはや過去の価値観に縛られた少数派の意見になりつつあります。
再評価が進む16570の資産価値と魅力

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1989年から2011年まで、約22年という長期間にわたって製造されたRef.16570は、今まさに「ネオヴィンテージ」として熱い視線が注がれています。
現行モデルが42mmへと大型化したことで、日本人の細めの手首に収まりが良い40mm径の最終モデルである16570の需要が爆発的に高まっているのです。
「シングルバックル」と「トリチウム」のヴィンテージ感
特に注目すべきは、長い製造期間中に生まれた仕様のバリエーションです。
1990年代半ばまで採用されていた「シングルロックバックル」は、現行品にはない華奢で軽快な装着感が魅力です。
また、夜光塗料に「トリチウム」が使われている初期の個体(~1998年頃)は、経年変化でクリーム色に焼けることがあり、これがヴィンテージ特有の雰囲気を醸し出します。
これらの条件が揃った個体は、通常の相場よりもさらに高値で取引される傾向にあります。
最終品番に見られる高年式の完成度
一方で、実用性を重視するなら「高年式」のモデルも見逃せません。
2007年以降の個体(M番・V番・G番・ランダム番)には、ムーブメントが「Cal.3186」に変更されています。
これはヒゲゼンマイが耐磁性に優れたパラクロム製に進化したもので、信頼性が格段に向上しています。
さらに文字盤内側の「ルーレット刻印」もこの世代の特徴です。
Ref.16570は流通個体数が多いため、まだ比較的手の届く価格帯で探せるのも魅力です。
しかし、研磨されていない「ノンポリッシュ」に近い良個体は年々減ってきており、今後の資産価値という面でも期待ができるモデルだと私は考えています。
もし5桁モデル特有の魅力について詳しく知りたい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
ホワイトと黒の文字盤人気と価格の違い
ロレックスのスポーツモデルといえば、サブマリーナーやGMTマスターⅡのように「黒文字盤」が圧倒的な人気を誇るのが通例です。
しかし、エクスプローラーⅡに関しては少し事情が異なります。
実は、「ホワイト文字盤」の人気が非常に高く、黒文字盤を凌駕するケースが多い珍しいモデルなのです。
「白文字盤のスポーツロレックス」という希少性
その最大の理由は、ロレックスのプロフェッショナルモデルの中で、白文字盤がラインナップされているモデルが極端に少ないことにあります。
現行のラインナップを見ても、白文字盤が選べるのはこのエクスプローラーⅡとデイトナくらいしかありません。
デイトナが入手困難であることを考えると、爽やかで視認性が高い「白スポロレ」を求める層にとって、エクスプローラーⅡは唯一無二の選択肢となるのです。
黒文字盤独自の「ファントム効果」
もちろん黒文字盤に人気がないわけではありません。
特にRef.216570の黒文字盤には、オレンジの24時間針の根元を黒く塗装し、針が文字盤の上に浮いているように見せる「ファントム効果」という演出が施されています。
この仕様は現行モデルのRef.226570では廃止されているため、こうした凝ったディテールを堪能できるのはRef.216570の黒文字盤オーナーだけに許された特権と言えるでしょう。
価格差の現状
市場価格においては、白文字盤の優位性が顕著です。
モデルや年式にもよりますが、一般的に白文字盤の方が黒文字盤よりも5万円から10万円ほど高く取引される傾向にあります。
リセールバリュー(売却時の価格)を最優先するのであれば白文字盤、引き締まった印象と道具感を愛するなら黒文字盤、という選び方が賢明かもしれません。
希少なRef.16550アイボリーの評価
Ref.16570の先代にあたるRef.16550は、1984年から1988年頃までのわずか4~5年しか製造されなかった短命モデルです。
このモデルには、ロレックスコレクターなら誰もが憧れる「アイボリーダイヤル(クリームダイヤル)」が存在します。
欠陥から生まれた奇跡の価値
これは、元々は真っ白だった文字盤が、当時の塗料の配合などの化学的な要因で経年変化し、濃厚なクリーム色(アイボリー)に変色したものです。
通常の工業製品であれば「変色=欠陥」とみなされるところですが、ロレックスのヴィンテージ市場では、これが「パティナ(経年変化の美)」として評価され、驚くような高値がつきます。
レイルダイヤルとの相乗効果
さらに、この世代には「レイルダイヤル(センタースプリット)」と呼ばれる仕様も存在します。
これはクロノメーター表記の2行の空間が縦にきれいに揃っている珍しい配置のことで、アイボリーダイヤルと組み合わさることで、その希少性は跳ね上がります。
アイボリーの色味が濃く、ムラなく綺麗に焼けている個体ほど評価は高くなります。
通常の白文字盤と比較して、2倍から3倍以上の価格差がつくことも珍しくありません。もし市場で見かけることがあれば、それは運命の出会いかもしれませんね。
ただし、近年は人工的に変色させた偽物も出回っているため、購入の際は信頼できる専門店での鑑定が不可欠です。
ロレックス エクスプローラーⅡの価格推移を分析

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ここからは、2025年12月時点での最新市場動向に焦点を当てていきます。
定価の改定や為替の動き、そして世界的な経済状況が、エクスプローラーⅡの買取相場や販売価格にどのような影響を与えているのか、具体的なデータを交えて解説します。
2025年の定価改定が市場に与える影響
2025年1月、および6月(一部モデル)において、ロレックスは定価改定を行いました。
世界的な原材料費の高騰、人件費の上昇、そして何より為替相場の変動を反映したものです。
エクスプローラーⅡも例外ではなく、現行モデルであるRef.226570の定価は、ついに約147万円(税込)へと引き上げられました。
定価上昇がもたらす「フロアプライス」の底上げ
「定価が上がると買いにくくなる」と嘆く声も多いですが、資産価値の観点からはポジティブな側面もあります。
定価の上昇は、二次流通市場(中古市場)における価格の下限(フロアプライス)を切り上げる効果があるからです。
新品定価が高くなれば、当然中古品の価格もそれに連動して上昇します。
現在、日本の正規店でエクスプローラーⅡを購入することは依然として「マラソン」が必要なほど困難です。
この「供給不足」と「定価上昇」のダブルパンチにより、定価と実勢価格の差(プレミアム)は縮まるどころか、安定して維持されています。
これは、既存のオーナーにとっては保有資産の価値が守られていることを意味します(出典:ロレックス公式サイト『エクスプローラー Ⅱ』)。
全モデルの最新買取価格・相場を徹底解説
では、具体的に今の買取相場はどのくらいなのでしょうか。
モデルごとに、2025年現在のざっくりとした目安をまとめてみました。
売却を検討されている方はもちろん、購入予算を立てる際の参考にしてください。
| モデル (Ref.) | 特徴・備考 | 買取相場目安 (2025年現在) | 前年比トレンド |
|---|---|---|---|
| 1655 | 初代ヴィンテージ (Mk1~Mk5) | 400万~700万円 | 横ばい/微増 |
| 16550 | アイボリーダイヤル | 250万~350万円 | 上昇 |
| 16550 | 通常ダイヤル | 140万~180万円 | 微増 |
| 16570 | ネオヴィンテージ (シングル/トリチウム等) | 100万~150万円 | 上昇 |
| 216570 | 42mm旧型 | 110万~135万円 | 微増 |
| 226570 | 現行モデル | 150万~170万円 | 安定 |
この表から読み取れるのは、Ref.1655のような完全なヴィンテージモデルが高値安定している一方で、Ref.16570やRef.16550といった「ポストヴィンテージ」世代の上昇率が高いことです。
特にRef.16570は、数年前までは100万円以下で買えるモデルでしたが、現在は買取ベースでも大台に乗るのが当たり前になっています。
査定に関する注意点
上記の価格はあくまで目安です。
時計の傷の状態、オーバーホールの有無、そして付属品(特に保証書・ギャランティカード)の有無によって、査定額は数十万円単位で変わります。
特にロレックスの場合、保証書がないだけで買取価格が10万円以上下がることも珍しくありません。
中古市場での賢い選び方と狙い目モデル
これからエクスプローラーⅡを購入しようと考えている方にとって、「どのモデルをいつ買うか」は最大の悩みどころでしょう。
私の個人的な見解としては、資産性と実用性のバランスが最も良い「Ref.16570の高年式(ルーレット刻印あり)」が今の狙い目かなと思います。
なぜ今、Ref.16570なのか?
理由は大きく2つあります。
一つは、現行モデルにはない40mmという絶妙なサイズ感。
日本人の腕にはこのサイズが最も美しく収まります。
もう一つは、最終型に搭載された「Cal.3186」ムーブメントの信頼性です。
古いモデルの雰囲気を持ちながら、中身は比較的新しい技術が使われているため、日常使いでの故障リスクが低いのです。
価格面でも、現行モデルRef.226570が200万円近くまで高騰しているのに対し、Ref.16570ならまだ100万円台半ばで良品が狙えます。
「最後の40mmエクスプローラーⅡ」としての歴史的価値を考えると、これ以上値下がりするリスクは低く、将来的な値上がりも十分に期待できる「賢い選択」と言えるでしょう。
初代モデルRef.1655の市場価値

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初代エクスプローラーⅡであるRef.1655は、もはや「時計」というより「投資対象としての資産」の側面が強いモデルです。
特に、初期生産分に見られる秒針にドットがない「ストレートハンド」や、ベゼルのフォントが太い「マーク1ベゼル」を備えた個体は、状態が良ければ500万円~700万円以上で取引されることもあります。
スティーブ・マックイーンの伝説と真実
このモデルの人気を決定づけたのは、「俳優スティーブ・マックイーンが愛用していた」という伝説です。
実際には、彼が所有していたのはサブマリーナーであり、Ref.1655を着用していた証拠写真は存在しないというのが定説になっています。
しかし、この誤解から生まれたニックネームは既に独り歩きしており、モデルの持つ「男らしさ」を象徴するストーリーとして定着しました。
現在、市場に出てくる良質なRef.1655の数は年々減少の一途をたどっています。
パーツの整合性が取れた「フルオリジナル」の個体を見つけるのは至難の業ですが、もし手に入れることができれば、家宝級のアイテムになることは間違いありません。
現行Ref.226570のスペックと評価

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2021年に登場した現行モデルRef.226570は、先代のRef.216570のデザインコードを継承しつつ、細部を徹底的にブラッシュアップした「正常進化版」です。
「見た目があまり変わっていない」と言われることもありますが、実機を触るとその進化は歴然としています。
見えない部分の劇的な進化
最大の特徴は、新世代ムーブメント「Cal.3285」の搭載です。
これにより、パワーリザーブ(駆動時間)が従来の約48時間から約70時間へと大幅に延長されました。
金曜日の夜に時計を外しても、月曜日の朝にまだ動いているというのは、ビジネスマンにとって非常に大きなメリットです。
外装面でも、ラグがシャープになり、ブレスレットの幅がわずかに広がることで、重量バランスが改善されています。
42mmという大型ケースでありながら、手首への吸い付きが良く、長時間着けていても疲れにくい設計になっています。
ビジネスシーンでも使いたいという方には、以下の記事でビジネスにおけるロレックスの印象についても触れていますので、参考にしてみてください。
ロレックス エクスプローラーⅡの価格推移を総括
エクスプローラーⅡは、独自の進化を遂げたユニークな立ち位置と、実用時計としての確かな実力で、確固たる地位を築いています。
価格推移を見ても、一時の投機的な乱高下とは異なり、実需に支えられた力強い相場形成をしていると感じます。
記事の要点まとめ
- 「人気ない」「ダサい」は過去の話。現在は無骨なデザインが高く評価されている。
- Ref.16570はサイズ感と資産性のバランスが良く、ネオヴィンテージとして注目。
- 白文字盤の人気が高く、黒文字盤より相場がやや高い傾向にある。
- 2025年の定価改定後も相場は安定しており、暴落のリスクは限定的と予想される。
相場を気にして「買い時」を待つのも一つの戦略ですが、ロレックスに関しては「欲しいと思った時が一番の買い時」という格言もあながち間違いではありません。
過去を振り返れば、「あの時買っておけば」の連続だからです。
この記事が、あなたの運命の一本との出会いに少しでも役立てば幸いです。
※本記事の情報は2025年12月時点のものです。投資判断や売買は自己責任において行ってください。
